磨き残し対策で、歯周病を予防しよう!
磨き残し対策で、歯周病を予防しよう!
歯周病を予防するには、毎食後の歯磨きなど、口内のケアが大切です。
しかし、歯磨きだけで、完全に食べ物のカスなどを取り除けているのでしょうか。
歯と歯の間など、歯ブラシが届かないところはどのように対処すればよいのでしょうか。
この記事では、磨き残しの対策に焦点をあててご紹介しています。
ぜひ 参考になさってください。
歯と歯の間に残った歯垢に有効! デンタルフロス、糸ようじ、歯間ブラシ
歯並びなどによっては、どうしても歯ブラシがとどきにくいところができてしまいます。
歯と歯の間に溜まった歯垢には、デンタルフロスや糸ようじ、歯間ブラシを使ってみましょう。
デンタルフロスは、ピックのついたタイプと、好きな長さに切って使うタイプの物とがあり、どちらも糸状のフロスを歯と歯の間に通して隙間にある歯垢や歯石をはがし落とすものになります。
どちらか使いやすい方を選び、毎日一回は行うようにすると、より虫歯や歯周病予防に効果的です。
歯と歯の隙間が少し広めの方は、歯間ブラシを使用したり、奥歯の裏などふつうの歯ブラシが届きにくいところはタフトブラシという、ヘッドが小さいタイプのブラシを使って歯磨きをするとよいでしょう。
歯垢がつくられにくい生活パターンを送ろう
口内の唾液にも、細菌に対抗する自浄作用があります。
しかし就寝中は唾液の分泌が抑えられてしまいますので、寝る直前に飲食する習慣がある場合は、見直すことをおすすめします。
寝る前にしっかり歯磨きをしても、磨き残しがあったまま就寝してしまうと、唾液の分泌が少ないため、歯垢が細菌の温床になってしまうことが考えられます。
また、日ごろ忙しくて睡眠不足気味の方や、ストレスの多い日々を送っている場合は、身体の全体的な抵抗力が落ちていますので、細菌に感染したり、繁殖力に対して、自身が持つ自浄作用では対抗できなかったりということもあり得ます。
そうなると、虫歯や歯周病のリスクもやはり高まってしまいますので、生活習慣を見直し、じゅうぶんな休息をとるなどを心掛けるようにしましょう。
歯科医院で定期検診を受けよう
毎日の歯磨きやデンタルフロスでケアをしていても、歯並びによってはそれでも磨き残しになってしまうことがあります。
歯垢は放置するとやがて歯石となってしまい、そうなると通常の歯磨きくらいでは取り除けません。
歯石は一度できてしまうと、その周りにさらなる歯石ができてしまい、磨き残しエリアがどんどん広がってしまう状態になりかねません。
そうならないためにも、定期的に歯科医院に通い、定期検診や歯石クリーニングを受けるのがおすすめです。
定期検診では、クリーニングのほか、一人一人の歯並びに合ったブラッシング方法を相談できます。
健康な歯を維持するためにも、3~4ケ月に一回程度通って歯科医の目で口内をチェックしてもらうと安心ですよ。