コラム
生活習慣を見直して、歯周病を予防しよう!
生活習慣を見直して、歯周病を予防しよう!
毎日歯磨きする習慣をつけていても、歯周病にかかることはあります。
歯周病は、歯茎が腫れ、最終的には歯を失ってしまう怖い病気です。
ふだんの生活で、どんな点に気を付けるべきなのか、早速見ていきましょう。
ストレスなどで気持ちに余裕がない状態は要注意!
ストレスが多く、気持ちに余裕がない状態ですと、つい歯磨きを忘れてしまったり、食事の栄養バランスにも気を配れなくなるなど、生活習慣が悪くなりがちです。
そうなると免疫や抵抗力も落ちてくることがあり、歯周病菌に代表される口内の細菌が繁殖してしまうことがあるのです。
このように精神的に余裕がないときに歯周病にかかると、進行も早く、気づいたときには治癒が難しい状態になっているケースもあります。
栄養バランスを考えない食生活は要注意!
糖分の多いものや肉や油ものの多い食事をして、栄養バランスが悪い場合も、歯や歯茎に悪い影響を及ぼします。
また、柔らかめの食材は歯につきやすく、歯垢(プラーク)が増えやすいので必ず食後に歯磨きするようにしましょう。
歯ぎしりする癖がある人は要注意!
歯を食いしばったり、歯ぎしりする癖がある方も、歯周病には気を付けるべきでしょう。
歯ぎしりの時は、想像以上に歯に力がかかっており、時には歯が割れたりするケースも報告されています。
歯はダメージを受けると、その分歯周病や虫歯にかかるリスクが上がってしまうので、たとえば歯科医院に相談して専用のマウスピースを作ってもらうなどの対策をするとよいでしょう。
また、歯ぎしりはストレスが原因のこともあります。
ストレスをうまく解消できるじょうな習慣を取り入れることでも、改善が期待されます。
喫煙する人は要注意!
喫煙には、血流を悪くする作用があります。
そのため、喫煙すると歯茎の中の血管が収縮させられ、歯茎に十分な栄養が行き届にくくなるのです。
そうなると抵抗力が落ちてしまうので、いざ歯周病にかかったときに、悪化するまでが早い恐れがあります。
歯周病予防を意識した歯磨き習慣を身に着けよう
歯周病予防には、やはり日ごろの歯磨きがとても重要。
最後に、この歯磨きについて、もう一度おさらいしましょう。
・やわらかめの歯ブラシを選ぶ
歯ブラシにはかため、ふつう、やわらかめなど種類がありますが、おすすめは「やわらかめ」のものです。
しかしやわらかすぎるタイプの歯ブラシは、逆に歯垢を落としづらくなるので、しっかり落とせる程度の硬さのものを選ぶようにしましょう。
・やさしく丁寧に、小刻みに歯ブラシを動かしてみがく
歯磨きの際は、歯ブラシは歯茎に対して45度くらいの角度でやさしく当て、1本1本を丁寧に磨く要領で小刻みに動かすのがおすすめです。
毛先がしなるほどの強さで磨くのはご法度。
強く磨くと歯や歯茎にキズが付く恐れがあるためです。
また、歯と歯茎の間は歯周ポケットができがちなので、丁寧に磨き、既に歯周ポケットができている場合は、内部に溜まった食べ物のカスや細菌を掻き出すイメージで丁寧にブラッシングしましょう。
・就寝前は特にていねいに歯磨きをしよう
寝ている間は自浄作用がある唾液の分泌が抑えられてしまいますので、細菌がどうしても繁殖しやすくなります。
そのため、寝る前は特に丁寧に磨くよう、心がけましょう。
・時々はデンタルフロスや糸ようじ、歯間ブラシも使おう
歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは落とせないことがあります。
そのため、通常の歯磨きのほか、デンタルフロスや糸ようじ、歯間ブラシなども使ってケアするのもおすすめです。
また、デンタルリンスで口の中をすすぐと、口内の細菌が繁殖するのを抑えられますので、こちらも併用するとよいでしょう。
・歯科医院で定期検診を受けよう
虫歯もそうですが、歯周病も早期発見、早期治療が重要です。
口内は自身ではなかなか隅々までチェックするのは難しいもの。
日々のケアでちゃんと予防できているかどうか、定期的に歯科医院でチェックしてもらう習慣があると、なおよいですね。
歯科医院では、クリーニングや歯石除去のほか、日々のブラッシングについてのアドバイスを受けることもできます。
歯を健康に保つためにも、日々のケアにプラスして歯科医院での検診も欠かさないようにするのがおすすめです。