コラム
歯ぐきからの出血の原因と予防法
皆さま、こんにちは。みよし市の後藤歯科です。
ある日突然、歯磨き中に歯ぐきから出血していることに気づいたことがあるのではないでしょうか。昨日まではなんともなかったのに、突然出血してしまったら、びっくりしてしまいますよね。そこで今回は、歯ぐきからの出血の原因と予防法について、詳しくご紹介してまいりたいと思います。
歯ぐきからの出血の原因
・歯周病(歯周炎)
歯ぐきから出血した原因の大半は歯周病であるといえるほどに、歯ぐきからの出血は歯周病の代表的な症状です。歯周病は歯周病菌による炎症疾患です。初期の段階であれば、歯ぐきに限定された炎症で出血もごくわずかであります。しかし、歯を支える顎の骨(歯槽骨)までに炎症が広がった場合は、歯ぐきからの出血や腫れ、膿などの症状もみられることもめずらしくありません。「歯ぐきから出血した」と気づいたころには、歯周病が大きく進行している恐れもあるので、歯ぐきからの出血は見過ごせない症状の一つになります。
参照:e-ヘルスネット「歯周病とは」厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-03-001.html
・歯肉炎
主に歯磨きを疎かにしたり、適切な方法で歯磨きが行われていなかったりした場合、汚れが溜まり、歯ぐきのみに炎症をきたしていても、ごくわずかな出血をともないます。歯周炎による出血と見分けるのは難しく、お口の健康を保つためにも歯科医院での検査、処置をおすすめいたします。
・歯磨きの仕方によるトラブル
歯ぐきはとても繊細であり、硬い歯ブラシでごしごし力を入れて歯磨きをしてしまうと、歯ぐきが傷つき出血します。歯がすり減ってしまう恐れもあるため、やさしい力で歯磨きをおこないましょう。
・ビタミンC不足
ビタミンCが極度に不足していると、壊血病を引き起こします。主な症状は、全身に点状出血や内出血がみられます。お口の中が不衛生であった場合、歯ぐきからの出血も症状として現れます。ビタミンCを摂取することで症状も緩和されるとされていますが、見過ごすことなく医療機関へ受診することをおすすめします。
歯ぐきからの出血を予防するには
・定期的な歯科検診
定期的に歯科医院で検診を受けましょう。歯を失う最も多い原因は歯周病です。しかし、初期症状は乏しく、自身で気づきにくいのが特徴です。また、気づいた時には歯周病が大きく進行しており、最終的に抜歯を余儀なくされる恐れもあります。そうならないためにも、自身のお口の中の状態を常に把握し、適切な処置・治療を受けることが重要です。
・適切な歯磨きを行う
毎日の歯磨きもお口の中の健康を保つには重要な役割を担います。歯科医院で歯磨き指導を受けて、適切な歯磨きの方法を身に付けましょう。当院でも歯科衛生士による歯磨き指導を実施しております。
・バランスの取れた食事
忙しい毎日のなかで、バランスの取れた食事を意識するのは大変な部分もありますが、私たちが口にした栄養が血となり骨となります。バランスのいい食事を摂取することで、身体の免疫力も向上し、お口の中の健康へとつながっていきます。
まとめ
今回は、歯ぐきからの出血の原因と予防法について詳しくご紹介してまいりました。わずかな出血であっても大きな病気が隠れていることもありますので、少しでも気になる症状があれば、すみやかに受診しましょう。
後藤歯科は開院から50年以上、みよし市の皆さまのお口の健康維持に努めてまいりました。「食べる喜びは」、お口の健康なくては成り立ちません。当院では、患者さまのお考えも汲み取りながら虫歯や歯周病予防に取り組んでいます。
また、後藤歯科は一人でも多くの患者さまのお口の健康に貢献したいとの思いから、みよし市だけではなく、豊田市、東郷町、刈谷市、日進市にお住いの方々からのご予約も承っております。お気軽にお問い合わせください。