皆さま、こんにちは。みよし市の後藤歯科です。
毎食後に行う歯磨きではありますが、歯磨きの仕方1つで虫歯や歯周病などに罹患しやすい環境となってしまう恐れもあります。とはいっても普段は何気なく歯磨きを行っているだけの方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、正しい歯磨きの仕方で注意する点があるのか、詳しくご紹介してまいります。

歯ブラシの選び方

まずは、歯ブラシの選び方を確認していきましょう。
人それぞれ好みがあるかと思いますが、汚れを落としやすい歯ブラシはヘッドの「小さなもの」、ブラシの硬さは「ふつう」です。また、持ち手（柄）部分も自身にフィットし、持ちやすいと感じるものがいいでしょう。

歯磨き粉の選び方

歯磨き粉は、自身のお口の中の状況に合わせて選んでいきましょう。
歯肉の腫れや出血が気になる方は歯周病用の歯磨き粉を、歯を白くしたいと考える方はホワイトニング成分が配合されている歯磨き粉を、虫歯を予防したいと考える方はフッ素（フッ化物）が配合されている歯磨き粉がいいでしょう。

また、歯磨き粉の泡立ちがいいと磨けていないのに「磨けている」ように思えてしまう傾向があるので、泡立ちの少ないものがおすすめです。

正しい歯磨きの仕方と注意点

STEP01　鏡を見ながら行う

歯磨き中にテレビや動画を見たりする方も中にはいらっしゃるかと思いますが、歯磨きを行う際は、鏡を見ながら自身がどの部分を磨いているのか、歯ブラシの毛先は的確な角度で汚れを取り除けているか確認していきます。

STEP02　磨く順番を決める

歯磨きを行う際は、磨く順番を決めていきましょう。ルールを決めずに気ままに磨いていると、磨き残しの原因になります。

STEP03　歯ブラシは小刻みに動かす

歯ブラシはゴシゴシと大きく動かすのではなく、歯を1本1本磨くように小刻みに動かしましょう。大きく動かすことで効率よく磨けているように思いがちですが、実は磨けていません。

STEP04　力はやさしく

歯ブラシを動かす時は、やさしい力で行いましょう。強く押し付けるように磨いてしまうと、歯や歯ぐきを傷つけてしまう恐れがあります。

STEP05　歯ブラシの毛先の角度の確認

歯を磨く際は、歯ブラシを歯面に垂直に当てましょう。また、歯と歯ぐきの間の溝である歯周ポケット内に毛先が届くように歯ブラシを斜め45度に傾け、歯と歯ぐきに毛先をそっと当てるようにして、やさしくマッサージするように動かしていきましょう。

STEP06　歯ブラシの持ち方

歯ブラシはえんぴつを持つように保持する「ペングリップ」と、手の平で握るように保持する「パームグリップ」を使い分けながら磨いていきましょう。

STEP07　歯磨き時間は最低でも3分間

忙しい毎日の中で、できるだけ早く歯磨きを行いたいと考える方もいらっしゃるかと思いますが、急いで磨いてしまうと隅々まで磨くことは難しく、虫歯や歯周病リスクを高めてしまいます。歯の表側だけではなく、歯と歯の間や、歯の裏側、咬合面（歯と歯が咬みあう面）を、時間をかけて磨いていきましょう。

参照：歯の学校「歯みがきい・ろ・は　奥歯のむし歯リスク20倍」公益社団法人 日本歯科医師会
https://www.jda.or.jp/hanogakko/vol72/iroha.html

まとめ

今回は正しい歯磨きの仕方について、詳しくご紹介してまいりました。普段何気なく行っている歯磨きではないかと思いますが、正しい歯磨きの仕方を身に着けることで、虫歯や歯周病予防へとつなげていけます。入れ歯やインプラントといった治療もございますが、自身の歯に勝るものはございません。当院でも歯科衛生士による歯磨き指導を実施しておりますので、ご希望される方はお気軽にお声がけください。

みよし市の後藤歯科は開院から50年以上となりました。地域の皆さまに支えられ、これまで多くの患者さまのお口の健康をサポートさせていただいており、近年は豊田市、東郷町、刈谷市、日進市などといった周辺地域から通っていただける患者さまも増えました。みよし市をはじめとする周辺地域にお住まいの患者さまからのお問い合わせをお待ちしております。