皆さま、こんにちは。みよし市の後藤歯科です。
歯科衛生士は歯科医師が行う診療の補助のほかにも、患者さまのお口の健康をサポートする役割を担っています。むし歯や歯周病から歯を守るためには予防が大切であり、当院では歯科衛生士による定期的なクリーニング（PMTC）を推奨しています。そこで今回は、歯科衛生士とお口の健康の関係について詳しく解説していきます。

歯科衛生士とは？

歯科衛生士は国家資格です。国家資格を受けるためには高等学校卒業資格を保持し、文部科学省などが指定する大学・短期大学・専門学校で2~3年以上のカリキュラムを履修していることが条件となります。
近年、お口の健康は全身の健康にも関与していると考えられており、お口の健康をサポートする歯科衛生士の役割にさらに関心が高まっています。
参照：「歯科衛生士」職業情報提供jobtag　厚生労働省
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/166

お口の健康を守るための3つの役割

歯科衛生士の業務は大きく分類すると、下記の3つとなります。

①歯科予防処置

「むし歯」や「歯周病」は身近なお口の中の疾患ではありますが、健康な歯を失う原因でもあります。むし歯になってから治療することを繰り返していたり、歯周病を見過ごしていたりしていると、最終的に多くの歯を失いかねません。
むし歯や歯周病を予防するには、以下の予防処置を主に行っていきます。

■フッ化物塗布

むし歯は、むし歯菌が生みだす酸に歯が溶かされることで発症します。歯質を強くするフッ化物を歯面に塗布して、むし歯予防を行います。半永久的な効果は見込めず、約3ヶ月持続するといわれ定期的な処置が必要になります。

■歯面清掃

毎日行う歯磨きだけでは落としきれない汚れもあり、定期的にクリーニングを行うことが大切です。専用の研磨剤やブラシ、ラバーカップやラバーチップといった器具を使用して、処置していきます。

■スケーリング

歯磨きを怠ったり、うまく歯磨きができていなかったりすると、歯面に白いネバネバした歯垢（プラーク）が形成されます。歯垢（プラーク）はやがて歯石となり、強固に歯面にこびりつきます。歯石は歯磨きでは落としきれず、スケーラーと呼ばれる専用機器で取り除き、むし歯や歯周病予防へとつなげていきます。

②歯科診療の補助

歯科診療はチーム医療であり、歯科衛生士は歯科医師の診療補助を行ったり、歯科医師の指示のもと治療の一部を行ったりと、歯科衛生士が活躍する業務は多岐にわたります。また、歯科医師と患者さまが円滑にコミュニケーションをとれるように配慮して、患者さまに安心して治療を受けていただくために信頼関係の構築なども担っています。

③歯科保健指導

むし歯や歯周病は生活習慣病といわれ、患者さまの生活習慣によっては、むし歯や歯周病リスクを高めることになります。むし歯や歯周病を防ぐには患者さまに歯の大切さをお伝しながら予防意欲を高め、歯磨きの適切な方法や、歯間ブラシやデンタルフロスといった清掃補助器具の使用方法を患者さまに身に着けていただくために、定期的に歯磨き指導などを行います。

まとめ

今回は歯科衛生士とお口の関係についてご紹介してきました。どんなに優れた歯科医療であっても、ご自身の歯に勝るものはありません。私たち人間が食べ物を噛み砕き、栄養を摂取するためには、健康な歯が欠かせません。
歯科衛生士は歯科医師が行う診療の補助はもちろんのこと、生涯に渡り食べることに不自由なく、食事を楽しむために行う「予防」においてもサポートを行っております。

後藤歯科は開院から50年以上、地域の皆様に支えられ、近年ではみよし市だけではなく、豊田市、東郷町、刈谷市、日進市など周辺地域にお住まいの方も通院していただいております。私たちと一緒に「お口の健康づくり」に取り組んでいきましょう。まずは、お問合せください。