定期的に歯科医院へ通うことの大切さ
皆さま、こんにちは。みよし市の後藤歯科です。
「歯医者さんは歯が痛くなったら行くところ」と思っていませんか?
昔はそのように考える方が多くいらっしゃいました。
しかし現在では、「悪くなった歯を治す」のではなく、「悪くならないように予防する」ことが、お口の健康を守るうえで最も大切だと考えられています。
実際に、生涯自分の歯で食事を楽しんでいる方ほど、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けていることが分かっています。
今回は、なぜ定期的に歯科医院へ通う必要があるのか、その理由について詳しくご紹介いたします。
歯は一度失うと元には戻りません
大人の歯は親知らずを除くと28本あります。
この永久歯は、一度失ってしまうと二度と生えてきません。
むし歯で歯を削ることになれば、どれほど精密な治療をしても天然の歯には戻りません。
また、歯周病が進行して歯を失ってしまうと、インプラントや入れ歯、ブリッジなどの治療が必要になりますが、やはりご自身の歯に勝るものはありません。
だからこそ、「悪くなってから治療する」のではなく、「悪くならないように守る」という考え方がとても重要なのです。
毎日歯磨きをしていても安心できない理由
「毎日きちんと歯を磨いているから大丈夫」と思われる方は多くいらっしゃいます。
もちろん毎日の歯磨きはとても大切です。
しかし、歯ブラシだけでお口の汚れを100%落とすことは非常に難しいといわれています。
歯と歯の間や歯ぐきとの境目、奥歯の裏側などには磨き残しができやすく、そこに細菌が少しずつ蓄積していきます。
この細菌の塊を「歯垢(プラーク)」と呼びます。
歯垢は食べかすではなく、数多くの細菌が集まった細菌のかたまりです。
わずか1mgの歯垢の中には数億個もの細菌が存在するといわれています。
さらに歯の表面には「ペリクル」という薄い膜が形成されており、その上に細菌が付着すると「バイオフィルム」という膜状の細菌の集合体になります。
このバイオフィルムは、台所や排水口のヌメリと同じような性質を持ち、一度形成されると歯磨きだけでは完全に取り除くことができません。
歯垢はやがて歯石になります
歯垢をそのまま放置すると、唾液に含まれるカルシウムなどの成分と結びつき、硬い「歯石」へと変化します。
歯石になると歯ブラシでは除去できません。
さらに歯石の表面は非常にザラザラしているため、新たな歯垢が付きやすくなり、歯周病菌がどんどん増殖してしまいます。
この状態が続くことで歯ぐきに炎症が起こり、歯周病が進行していくのです。
歯周病は歯ぐきだけの病気ではありません
歯周病は「歯ぐきが腫れる病気」と思われがちですが、それだけではありません。
進行すると、歯を支えている「歯槽骨(しそうこつ)」という骨が少しずつ溶かされてしまいます。
しかも、初期の歯周病はほとんど痛みがありません。
歯磨きのときに少し血が出る程度だったり、口臭が気になる程度だったりするため、多くの方が気付かないまま進行してしまいます。
やがて歯槽骨が減っていくと歯がぐらつき始め、最終的には抜けてしまうこともあります。
一度失われた歯槽骨を完全に元の状態へ戻すことは容易ではありません。
そのため、歯周病は「治療する病気」というより、「予防する病気」と考えることがとても大切です。
なぜ3~4か月ごとの定期検診が必要なの?
当院では、3~4か月に一度の定期検診をおすすめしています。
その理由は、歯のクリーニングで取り除いたバイオフィルムは時間とともに再形成され、およそ3か月程度で成熟すると考えられているためです。
つまり、一度クリーニングを受けても、そのまま放置してしまえば再び歯周病やむし歯のリスクが高くなってしまいます。
3~4か月ごとに定期検診を受けることで、ご自身では落としきれない歯垢やバイオフィルム、歯石を専門的に除去し、歯周病の進行を防ぐことができます。
また、定期検診では歯石を取るだけではありません。
歯ぐきの状態や歯周ポケットの深さを確認し、歯のぐらつきがないかを検査し、必要に応じてレントゲン撮影も行います。
さらに、患者さま一人ひとりに合わせた歯磨き方法や歯間ブラシ・デンタルフロスの使い方もご説明しています。
むし歯も早期発見・早期治療ができます
定期検診には、むし歯を早期に発見できるという大きなメリットもあります。
初期のむし歯はほとんど症状がありません。
痛みが出た頃には神経まで進行していることも少なくありません。
しかし、定期検診で小さなむし歯を発見できれば、治療も最小限で済み、歯を削る量も少なくできます。
結果として、大切な歯を長く残すことにつながります。
プロフェッショナルケアとセルフケアの両立が大切
歯を守るためには、毎日の歯磨きだけでも、歯科医院でのクリーニングだけでも十分ではありません。
毎日のセルフケアで歯垢をできるだけ減らし、取り切れなかった汚れを歯科医院で定期的に除去する。
この両方を続けることが、生涯にわたって自分の歯を守る最も効果的な方法です。
定期検診は「悪くなったから受けるもの」ではありません。
「将来も自分の歯でおいしく食事をするために受けるもの」なのです。
まとめ
今回は、定期的に歯科医院へ通う必要性についてご紹介しました。
毎日の歯磨きだけでは、どうしても歯垢やバイオフィルムを完全に取り除くことはできません。
放置された歯垢は歯石となり、歯周病が進行すると歯を支える骨まで失われ、最終的には大切な歯を失う可能性があります。
だからこそ、3~4か月に一度の定期検診を受けることが大切です。
歯科医院でのプロフェッショナルケアによって歯垢や歯石を除去し、歯周病やむし歯を早期に発見・治療することで、将来にわたってご自身の歯を守ることができます。
みよし市の後藤歯科は、おかげさまで開院から50年以上となりました。
地域の皆さまのお口の健康を守るため、予防歯科にも力を入れております。
みよし市はもちろん、豊田市、東郷町、刈谷市、日進市などからも多くの患者さまにご来院いただいております。
「最近歯医者に行っていない」「歯石を取ったのは何年も前」という方は、この機会にぜひ一度ご来院ください。
スタッフ一同、皆さまのお口の健康づくりを全力でサポートいたします。
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