自宅でできる歯周病ケアとは?

歯周病は、傷みがないため気づかないうちにどんどん進行してしまうという特徴があります。
放置すると、歯を失ったり、それだけでなく全身になんらかの症状が出ることもある、なんともこわい病気です。
この記事では、歯周病に焦点を当てて、日ごろからできる予防対策をご紹介しています。
毎日の歯磨きを欠かさずに

歯周病の原因の一つが、プラークと呼ばれる細菌。
プラークは、歯についた食べかす、これを歯垢と言いますが、そこに細菌が住み着いた状態のことを言います。
歯垢は、歯磨きをせずにそのままにしておくと、唾液に含まれるミネラルと結びつき、2日くらいで歯石に変化します。
歯石は主に、歯と歯の間や歯と歯茎の境目にできやすく、一旦歯石になってしまうと、通常の歯磨き程度では取り除けなくなってしまうほど固くなるのです。
さらに放置すると、歯石の周りにさらに歯石がついてしまい、こうなるともう歯科医院での処置が必要になります。
歯石の中にも、もちろん細菌がいます。
そのため、歯石が増えていくことで、どんどん歯周病になるリスクが高まっていく、というわけなのです。
こうならないためにも、毎食後の歯磨きをこころがけ、1本1本を丁寧にブラッシングするようにしましょう。
歯ブラシはやわらかめのものを選ぼう

歯垢や歯石は、細菌の温床です。
これらをしっかり掻き出すためにも、歯ブラシ選びは重要です。
おすすめは、「やわらかめ」のもの選ぶこと。
かための歯ブラシを使っていると、丁寧に掻き出そうとすればするほど、歯茎を傷めてしまう可能性があるためです。
また、歯ブラシのヘッドは薄めで小さ目のものを選ぶと、奥歯までしっかり届いて磨き残しをつくりにくくなるのでおすすめです。
歯ブラシ自体も、できたら毎月新しいものに交換し、同じ歯ブラシをずっと使い続けることがないようにします。
「やわらかめ」のものは、毛先が開いてくるのも早いですので、毛先が開き始めたら新しいものに交換するようにしましょう。
鏡で確認しながら磨くようにしよう

毎食後に歯磨きをしていても、歯並びによっては磨き残しができてしまうことも。
歯垢が残ったままだと、細菌が住み着いて歯石化してしまう可能性があります。
歯磨きの時は、鏡などで確認しながらブラッシングするのがおすすめです。
歯並びの関係で、ブラシが届きにくいところがある場合は特に、しっかり確認しながら歯磨きをしましょう。
また、歯と歯茎の境目に歯周ポケットができている場合は、そこもブラッシングをして歯垢をため込ませないように気を付けましょう。
最後に、ブラッシング方法についてもおさらいしましょう。
歯ブラシは、歯茎に対して45度くらいの角度で当てるのがよいとされています。
ブラッシングのときは、5ミリ~1センチくらいの幅で小刻みに動かし、歯を1本ずつマッサージをするようなイメージで歯ブラシを動かすとよいでしょう。
あまり力強くこすってしまうと、かえって歯茎や歯の表面を覆うエナメル質を傷つけてしまう恐れがあります。
また、歯ブラシの毛先が開くのも早まってしまうため、「やさしく小刻みに動かす」イメージで歯磨きを行いましょう。
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