歯科衛生士が口腔ケアで大切にしていること

歯科衛生士が行う口腔ケアとは?

器質的口腔ケア
器質的口腔ケアとは、口腔内を清潔に保つことを目的としています。 お口の中で細菌が増殖してしまうと歯周病が進行し、誤嚥性肺炎などにつながる恐れがあります。 歯みがきの方法を伝授したり、自分では落としにくい部分の汚れを除去して細菌の増殖を防ぎます。 器質的口腔ケアでは、歯についた汚れだけでなく、舌や頬の内側、歯ぐきなどお口の中すべてを清潔な状態へ保てるよう清掃することが大切です。機能的口腔ケア
食べ物を噛む・飲み込む、コミュニケーションを取る、表情を作るなどお口が持つ本来の機能を維持・向上させることを目的としています。 加齢と共にお口の機能も衰えてしまうため、お口周辺のマッサージや嚥下体操などを行って継続的なトレーニングが必要です。 生きていくために必要な食事はお口から取るため、全身の健康のためにも器質的口腔ケアと合わせて機能的口腔ケアも欠かせません。歯科衛生士が口腔ケアで大切にしていること
①:コミュニケーションによる情報収集
歯科衛生士は日々の診療で「どうして悪くなったのか」「どのような習慣があるのか」など、コミュニケーションを取りながらトラブルが起きている原因を探っています。 歯は「悪くなったら削って詰める」治療を繰り返していると、どんどん健康な歯が失われるため、トラブルの原因となっている生活習慣なども改善する必要があります。 ときには歯科衛生士との「雑談」が、患者さまのQOL(quality of life=生活の質)向上に直結することもあるため、大切な取り組みのひとつです。②:笑顔とやさしい言葉使いで安心してもらう
虫歯や歯周病を繰り返している方は、生活習慣の改善やセルフケアが不十分であることがほとんどです。 なかには、口腔内を清潔に保つようさまざまな指導を受けるうちに「あなたがセルフケアを頑張らない限り虫歯は治りません!」と、一方的に言われているように感じてしまうことがあるかもしれません。 そのため、歯科衛生士は「お口は栄養と感染の入口」であることを、分かりやすく、丁寧に、患者さまに合わせた口調で伝えられるよう心がけています。③:求められたことをできる限り最大限まで行う
患者さまの求めていることをきちんと把握し、できることを最大限に提供できるよう意識しながら治療を行います。 歯科衛生士の視点で適している治療プランと、患者さまのライフスタイルなどから希望するものが異なる場合があります。 そのような場合は、しっかりとコミュニケーションを取りながら、無理のない範囲で求められていることを最大限に反映できる治療プランを作成しなければなりません。 一方的に治療を押し付けるようなことがないよう、一人ひとりに合った治療プランを一緒に考えましょう。お口のトラブルでお困りのことはお気軽にご相談ください

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