歯列矯正は大人になってからでもできる! 注意点を知っておこう!
美しい歯並びに整えてくれ、かみ合わせも改善してくれる歯列矯正。
歯列矯正というと、子どものうちにやっておくというイメージをお持ちかもしれませんが、歯と歯茎が健康であれば、大人になってからでも行うことができるのです。
しかし、ブラケットという器具を装着するため、どのように口内をケアしていけばよいか不安な方もいるのではないでしょうか。
では、歯列矯正の治療中の注意点について見ていきましょう。
事前に虫歯や歯周病を治療しておく
歯列矯正を検討している方は、先に虫歯や歯周病がないかを歯科医院でチェックしてもらうことがおすすめです。
やはり、ブラケットを装着すると、歯ブラシが届きにくいところがふえて磨き残しから虫歯や歯周病にかかるリスクが高まりがち。
既に虫歯や歯周病などのトラブルを抱えている場合は、早めに悪化してしまう可能性があるのです。
そうでなくとも、歯列矯正中はなるべく間食をしないように心がけ、歯磨きも、いつもより丁寧に行うようにしましょう。
銀歯などかぶせ物や詰め物をした治療個所が多い場合は、歯科医と相談しよう
過去の治療でかぶせ物や詰め物をされていると、ブラケットを装着することで、歯や歯茎を傷めてしまうというリスクが少なからずあります。
こうした治療箇所が多い場合は特に、歯列矯正を行っても問題ないかどうかを、事前に歯科医によく相談するのがおすすめです。
歯列矯正中は、食事中に歯が痛くなることも
歯列矯正のブラケットを装着し始めて1週間くらいだと、時折、食事の時などに歯が痛く感じる方もいるようです。
しかし、心配する必要はありません。
痛みは矯正で歯の位置が少し動いてきている証拠でもあり、時間の経過とともに痛みを感じることは少なくなっていきます。
痛みが強い場合は、鎮痛剤で抑えるようにしましょう。
歯の根が短くなることがある
歯列矯正をすると、「歯根吸収」といって、歯の根が短くなる方もいます。
これは、矯正治療によって、歯にいろんな方向から力が加わるので、歯が揺らされるような状態になることから起きる症状です。
歯列矯正をする方がみなこの状態になる、というわけではありません。
これが起きるかどうかは、医師の技術も多少影響することでもあるので、歯列矯正の専門医のいる歯科医院を選ぶのがおすすめです。
口内炎になりやすくなる
歯列矯正のためにブラケットを口内に装着すると、舌やほほの内側が器具に触れて、粘膜が傷つくことがあります。
そこから口内炎ができてしまうというケースもあるため、歯科医院によっては、口内に当たりそうな部分を年度のようなもので覆ったり、装置が当たらないよう削ったりなどの処置をしてくれることもあります。
積極的に歯科医に相談し、口内炎にならないようケアを心掛けるとよいでしょう。
まとめ
歯列矯正はいくつになっても行える治療です。
治療ではブラケットという器具を装着するのですが、磨き残しや口内炎などをつくらないためにも、いつも以上に丁寧な歯磨きなどの口内ケアが必要です。
既に虫歯や歯周病などがある方は、事前にそれらの治療を済ませておくことが大切です。
また、歯科医院に相談することで、装置が口内で当たりやすい箇所にカバーや当てものをしてくれることもあります。