お口の健康を保つために歯石取りはとても大切ですが、歯石は普段の歯みがきでは落とせない汚れです。
そんな歯石取りは処置中や処置後に痛みを感じるのではないかと、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、歯石取りの痛みたその対処法、歯石を取るメリットについて解説します。

歯石取りは痛い？

歯石は歯や歯ぐきの中に固着している細菌の塊で、そのまま放っておくと歯周病を引き起こす厄介な汚れです。
歯石取り自体に痛みを伴うことはありませんが、歯石がついている場所や量によって、器具があたり痛みを感じることがあります。
しかし、歯石取りに伴う痛みは一過性のものがほとんどで、時間の経過と共に軽快するため過剰な心配はいりません。
歯石がたくさん溜まっていると処置中に痛みを感じることもあるため、溜まらないよう定期的にクリーニングを受けておくようにしましょう。

歯石取りに伴う痛みの対処法

・治療前

まずは、痛みが伴うほどの歯石を溜めてしまわないよう、毎日のセルフケアを丁寧に行うことが大切です。
歯石は放置するほどに硬くなり取りづらくなってしまうため、まだ柔らかい状態のうちに歯科医院で除去するようにしましょう。
歯石取りの後に痛みを感じる原因は、歯石に覆われていたところがむき出しになり、冷たいものなどの刺激に敏感になっていることが考えられます。

・治療後

歯ぐきの奥深くに固着している歯石はスケーラーと呼ばれる専用の器具で掻きださなくてはなりません。
その時に、歯や歯ぐきに刺激を受けて一次的に痛みや出血を伴うことがありますが、時間の経過と共に治まってくることがほとんどです。
ズキズキと長時間痛むことはほとんどないため、安心して歯石取りに臨みましょう。

それでも歯石を取るメリットとは？

・むし歯や歯周病の予防につながる

歯石はむし歯や歯周病の原因となる細菌の塊であり、放置していると口内トラブルは避けられません。
歯石を除去することで細菌が繁殖・活動する場をなくし、トラブルの少ないお口へ導くことができます。
また、歯周病をすでに発症している方は、歯石の除去によって症状の改善や進行を食い止めることにもつながります。

・歯みがきの効果が高まる

歯石は歯ブラシでは落とせないほど硬く、しつこく歯にへばりついているため歯みがきの効果が下がってしまいます。
歯ブラシで落とし切れない歯石の下で虫歯が広がることも多く、丁寧に磨いていても歯石があると歯みがきの効果が下がってしまうのです。
歯石を取り除くことで清掃性の高いお口になり、デンタルフロスや歯間ブラシの効果を高めることにつながります。

・口臭の軽減につながる

歯石を放置していると、歯石に付着している細菌から硫化水素やメチルメルカプタンという、口臭の原因となるガスが発生します。
また、歯石に付着した細菌が歯ぐきに炎症を起こすことで膿が溜まり、きつい臭いを放出することもあるでしょう。
歯石を取ることでこれらの口臭トラブルが改善され、周囲の人とも良好なコミュニケーションの構築にもつながります。

・着色汚れを落とせる

歯石の表面はデコボコしているため汚れが溜まりやすく、歯よりも着色しやすいためより目立つようになってしまいます。
適切な歯みがきができていないと歯の表面全体に歯石がつくこともあり、そのうえ着色してしまうと歯が茶色っぽく変色したように見えることもあるでしょう。
歯石を取り除くと汚れや着色も落ちるため、口元の清潔感が取り戻され、歯が明るくなったような印象を受けることもあります。

まとめ

歯石取りは専用の器具で歯石を削るように除去するため、苦手な方も少なくないでしょう。
しかし、歯石は放置するメリットはなく、お口に悪い影響ばかりを与えてしまいます。
みよし市の後藤歯科では、痛みに配慮した歯石取りを行っているので、歯石取りが苦手な方もお気軽にご相談ください。

開業から50年という歴史ある後藤歯科に近隣であるは豊田市、東郷町、刈谷市、日進市からも患者様がご来院されています。
お口のこと、歯医者の事、歯科衛生士の事について気になることがあれば、みよし市　後藤歯科のスタッフまでお気軽にお尋ねください。