予防歯科の最前線で働く歯科衛生士ですが、働くためにはどのような資格が必要で、どのような人が向いているのか気になる方も多いでしょう。

そこで今回は、歯科衛生士に必要な資格と求められるスキルをご紹介します。
歯科衛生士を目指している方、歯科衛生士としてスキルアップをしたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

歯科衛生士に必要な資格

歯科衛生士として仕事をするには、「歯科衛生士免許」を取得する必要があります。
歯科衛生士免許は、高校を卒業して歯科衛生士養成機関（専門学校、短期大学、大学）などで歯科衛生士として求められる知識や技術を習得し卒業すると、国家試験（歯科衛生士国家試験）の受験資格が与えられます。
その後、毎年3月ごろに実施される歯科衛生士国家試験に合格した方だけが、歯科衛生士として働くことができるのです。
その他に必ず必要な資格はありませんが、歯科専門学会が認定する専門・認定歯科衛生士資格などを取得しておくと、スキルアップにつながるでしょう。

歯科衛生士に必要なスキル

・細かな作業を行う忍耐力

歯科衛生士は歯科予防処置や歯科診療補助など、数ミリ単位の細かな作業を担当することが多い職業です。
そのため、忍耐力があり細かな作業を続けられる方は、歯科衛生士に向いているといえるでしょう。
また、細かな作業の代表例にあげられる歯石除去は、痛みを伴うこともある作業です。
患者さまの痛みに配慮しながら、どれほどの歯石を取り除けるかは歯科衛生士のスキルによって大きく左右されるため、手先の器用さはもちろん高い集中力も必要といえるでしょう。

・幅広い患者さまと接するコミュニケーション能力

歯科衛生士は子どもから年配の方まで、幅広い年代の患者さまを相手にする仕事であり、円滑な治療のためにはコミュニケーション力は重要です。
患者さまの情報共有や治療中のサポートが的確に行えるよう、普段からコミュニケーションを取り良好な関係性を構築する能力が求められるでしょう。
また、歯科衛生士の印象がよいと患者さまも安心して治療に臨め、歯科衛生士の対応次第で歯科医院の評価が左右されることもあります。
コミュニケーションを取ることが苦痛と感じる方は、歯科衛生士としてスムーズに業務を行えないことがあるかもしれませんね。

・どんな患者さまにも分け隔てなく接する能力

歯科衛生士は幅広い患者さまと接するコミュニケーション能力に加えて、どのような患者さまにも分け隔てなく接する能力も必要です。
患者さまの中には、歯科治療に苦手意識を持っている方も多く、積極的な姿勢が見られないこともあります。
しかし、その中で「できるだけ早めに処置を切り上げよう」「話を聞いてくれないからあまり教えないでおこう」など、患者さまによって態度を変えてしまうのはよくありません。
歯科衛生士は、すべての患者さまに等しく接することが求められ、自分の都合や感情を押しださずプロとして対応する能力が必要です。

・物事へ柔軟に対応できる能力

歯科医院によって業務内容はさまざまですが、歯科衛生士はインプラントや歯周外科など、オペの診療補助も担当しています。
そのため、歯科医師が診療に専念できるよう、あらゆる状況に応じて柔軟にサポートしなくてはなりません。
ときにはイレギュラーな対応を強いられることもあり、冷静かつ柔軟に対応できる能力が求められるでしょう。
日ごろからさまざまな診療に挑戦し、向上心を持って業務に取り組んでいれば、急なトラブルにも焦らず対応できるようになりますよ。

まとめ

歯科衛生士になるためには、まずは必要な知識や技術を習得するために養成学校へ通う必要があります。
その後、自分に合った認定資格を取得したり、経験を積んで能力を高めることで、立派な歯科衛生士といえるのではないでしょうか。
現段階では不足していると感じる部分があっても、日ごろから意識して行動することで克服することは十分に可能です。

開業から50年という歴史と信頼ある後藤歯科には、近隣である豊田市、東郷町、刈谷市、日進市からも患者様がご来院されています。
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